恨み・ます

前を向いていきたいけれど、たまに荷物の重さに立ち止まってしまいます。

私を見て

親自身は、娘の事をこんなに愛しているのに、何故伝わらないのか
と思っているんだろう。

親は私を愛しているのかもしれないけど、
親が愛しているのは彼らの作り出した理想の私だ。


あれに似てるなって思った。
例えば一目惚れされて、その人は私の事を何にも知らないのに、
きっとこんな子に違いないという思い込みから、何度もプロポーズをしてくるような。

それを愛されてると思える場合もあるのかもしれないけど、
私はそうじゃなかった。

私の何を知ってるの?
どういう所が好きなの?
もし理想と違ってても好きでいてくれるの?

いつだって彼らは本当の私には興味がなく、見ようとせず、
理想だけを押し付けてきた。

私はその事が昔からとてもさみしくて悲しかったんだ。


でも親は自分達の娘を愛してきたと、
信じて疑わないだろう。