恨み・ます

前を向いていきたいけれど、たまに荷物の重さに立ち止まってしまいます。

感謝はしろと言われてするものではない

今日は父の日。


母の日、父の日、両親の誕生日、結婚記念日…

素通りすると怒られるので、昔はちゃんと考えてプレゼントを贈ってきた。


でもいつからか何もしなくなった。

それは、私が何を贈っても喜んでもらえたことは一度もないからだ。


「なんぼしたん?」

値段で私の気持ちの大きさを計り、

「ふーん」

と言って、

「何々が欲しかった」とか「今度からこういうのにして」

と言われておしまい。

そんな日。


彼らは、子供は親に育ててもらった恩があるから、

子供が親に何かするのは当然のことという考え。


どんな贈り物でも、自分達が子供にしてきてあげた事にはかなわない

そういう思いがあるからだと思う。


小学低学年の頃、母の日だか誕生日だかに

母に何が欲しいかと尋ねたら、

あるメーカーの口紅の商品番号まで指定され百貨店へ見に行った。

値段は4千円に近い金額で、当時の私にとっては苦しい金額だった。


お年玉がなくなるなあ

私のお小遣いを知ってて、なんでこんな高い物を欲しがるんだろう

と思ったけど、母に失望されたくなかった。



結婚してから食事を作って家に呼んでも、美味しいとかありがとう等の言葉ももらった事はない。


子供は親にしてあげて当然

そう思ってるからそりゃそうだー。



母はどんな事柄においても自分が1番ですごいねと称えてあげないといけない人なので、

私の料理や容姿や仕事や何においても手放しで褒める事はない。


例え褒めてくれたとしても、最後に必ず

「ま、私の方が上だけどね」という言葉がつく。


そんな親に何かしてあげたい気持ちはない。